豚丼は牛丼を補えず−−吉野家が赤字転落

吉野家ディー・アンド・シーは8日、2005年2月期連結決算を発表し、会社更生法の適用を申請した1980年以来の最終赤字となった。主力メニュー「牛丼」の販売再開はBSE(牛海綿状脳症)対策をめぐる政治の壁に阻まれたまま。「豚丼」など代替メニューの充実とコスト削減で今期は黒字転換する見通しだが、競合チェーンに比べた収益水準はなお低い。

 日本マクドナルドが黒字転換して復活したと思ったら、吉野家は1980年以来の赤字転落に。牛肉輸入が政治問題化してしまったこともあるけど、経営力もあるかもしれない。アップル日本法人社長だった原田永幸氏がマクドナルドを再生させたとなると、吉野家は元マイクロソフト社長の成毛真氏に救援してもらうのが良かったりして。