米メルクに、2億5300万ドルの損害賠償評決

米医薬大手メルクの消炎鎮痛剤の副作用で死亡したとして遺族が損害賠償を求めていた民事訴訟で、テキサス州ブラゾリア郡地裁の陪審団は19日、同社の過失を認定した。損害賠償額は懲罰的賠償金を含めて2億5300万ドル(約280億円)。同社は控訴する方針。同薬の副作用問題を巡っては4000件以上の訴訟が起こされており、同社の業績に深刻な打撃となる可能性が出てきた。

 米国の損害賠償裁判には「懲罰的賠償金」というのがあって、巨額の賠償金の評決が出ることがあるが、米メルクに280億円の賠償評決が出たという。う〜む。この薬品、今回のほかにも4000件以上の訴訟を抱えていると言うから、メルクにとっては経営上の問題となってくるんだろうか。