民主党は、43歳の前原氏

民主党は17日、東京都内のホテルで両院議員総会による代表選を行い、総選挙大敗を受けて辞任した岡田克也氏の後任として前原誠司氏(43)を新代表に選出した。党内グループの大半が自主投票で臨み、党所属国会議員(194人)のうち192人が無記名で投票。前原氏が半数の96票を獲得し、菅直人氏(58)を2票差で破る接戦だった。前原氏は急務の党再生にまず取り組むが、野党第1党に改憲色の強い代表が就任したことは、今後の憲法論議にも影響しそうだ。

 民主党、わずか2票差で43歳の前原氏をを代表に選出。どうにか命脈を保った感じ。これで、58歳の菅直人氏を選んでいたら、逆戻り。小泉・自民党に対抗する術もなかっただろう。イメージでいえば、今回の選挙で自民党がとりあえずは小泉・改革路線で一本化されたのに、民主党側はバラバラの上に昔の看板に戻る。それに気が付いてみれば、自民党の幹部連も若返りが進み、いまだに小沢一郎氏の影が消えない民主党との差が際だってしまう。菅直人小沢一郎参議院選挙や地方選挙を戦え、といわれても、たまらないと議員も思ったのだろう。思想バラバラの集合体の民主党をどのように路線統一していくのか、もはや「改革」の看板だけで戦うわけにはいかないだろうから、党再生は地道にやっていくしかないのだろうな。