一方、清原は巨人を追われて…

清原が、沈黙を破った。巨人は1日、清原和博内野手(38)を自由契約とすると正式に発表、退団が決まった。これを受け、清原は「無念」の胸中を吐露した。今後は「巨人での夢は終わり。これからは野球の夢に向かってやっていく」と心機一転、現時点で移籍先は白紙も来季は他球団でプレーする意向を明かした。この日、楽天オリックスなどがあらためて獲得に名乗りを上げた。

 松井秀喜は1974年生まれ。清原和博は1967年生まれ。この7年の差が大きかったんだんなあ。清原は巨人が夢の果てだった。7年遅く生まれた松井は、巨人という枠にとらわれず、巨人を超えて、大リーグ、それもヤンキースまで飛んでいった。でも、野茂英雄は1968年生まれ。ということは、清原も、もう一つ発想を変えれば、大リーグまで飛べたのか。まあ、それ以上に、大リーグへの道を切り開いた先駆者、野茂がえらかったということかなあ、しかし、清原、何だか寂しいなあ。野茂はどこで引退しても、自分の力で挑戦し続けたという透明感、充実感が残るが、清原はドラフトを含め、運命に流され、翻弄され続けた感じがする。