スターチャンネル・クラシックで放映していた。
ライブドア事件を考えると、絶妙のタイミング。「強欲(グリード)は善」という
マイケル・ダグラスの演説が見せ場のひとつなんだけど、この思想は
ホリエモンにも通じているように思える。歴史は繰り返すのだなあ。この映画が製作された1987年当時は、ボウスキー事件、ミルケン事件など
インサイダー取引など証券不祥事が続き、
ウォール街は反省の季節だった。一連の事件に関係していた証券会社、ドレクセル・バーナム・ランベールは倒産してしまった。しかし、その反省も10年も立てば薄れ、90年代末から2000年代初めにかけて、ITバブルやら、
エンロン事件やら、
ワールドコム事件やら、グリードは同じような犯罪を生み出した。人間は変わらないんだなあ。だから、この映画も時代を超えた普遍性を持つ作品として成立することになる。