福井バッシングになるのかどうか

日銀の福井俊彦総裁は15日、参院予算委員会参考人として出席し、村上ファンドに個人資金を拠出していた問題などについて説明した。総裁は「民間時代にいつくかの会社の社外重役を務めるために最低限必要な株を持った。(売買を)凍結した状態で持っている」と述べ、2003年3月の総裁就任後も複数の企業の株式を保有し続けていることを明らかにした。

 リクルート事件のときと似てきたのかも。民間にいれば、株式を持つことは不思議ではないのだが、何だか村上ファンドも、勤めていた会社の株式も一緒くたの話になってきた。世の中、バブル化して、一方で「下流社会」なんて言葉も出てくる時代だから、こうしたカネに絡む問題は社会批判を浴びるだろうな。結構、こじれそう。場合によっては…。そうなったら、金融政策はどうなるのだろう。