イスラエルがレバノンでの地上作戦を拡大

AP通信によると、レバノンイスラムシーア派民兵組織ヒズボラとの戦闘を続けるイスラエル軍レバノン南部の村に地上部隊を侵攻させ、22日、レバノン最南部の村マルンラスを制圧するなど軍事作戦を拡大した。居住地域での作戦は12日の交戦開始後、最大規模とみられる。

 ブッシュの米国はイスラエルを抑制する気がないし、そうなると、イスラエルレバノン侵攻作戦は拡大する一方。エスカレーション理論そのままの展開になってくる。イラクも含めて、第5次中東戦争に拡大する恐れも。ヒズボラ、シリアの裏側にシーア派国家のイランが見え隠れするというし、イラクスンニ派シーア派、米国軍が三つどもえの状態だし、ともあれ混乱。米国と欧州、ロシアが割れ、グジャグジャの国際情勢になっていくのだろうか。小泉政権の交代期で、自衛隊イラクから撤退させたのは絶妙のタイミングだったかも。小泉首相は、運が強い人なのかも知れない。安倍晋三はどうなのだろう。こうした危機の時代に、日本をきちんとマネジメントできるのだろうか。イメージ的には、パロマの危機管理に失敗した、あの若社長がだぶって見えるのだが、偏見かな。
 ともあれ、こういうときは、日本のメディアや欧米のメディアだけではなくて、アルジャジーラのサイトあたりもチェックしておいたほうがバランスのとれた見方ができるのかも。
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