みずほ証券、東証に404億円の支払い要求

05年12月に起きたジェイコム株の誤発注問題でみずほ証券は、東京証券取引所のシステムの欠陥に原因があったとして、自社が被った損失額407億円のうち404億円の損害賠償を求める催告書を東証に送付した。9月15日までに支払うよう求めているが、東証西室泰三社長は22日の記者会見で「東証が多額の弁済をする必要はない」と拒否する考えを表明。支払期限が過ぎた場合、同証券は損害賠償請求訴訟を起こす方針だ。

 昔は、何か事件が起きても、「まあ、ここのところは、それはなにで」と太っ腹というか、やせ我慢してしまうのが、日本的エスタブリッシュメントの世界だったけど、このところ、損害賠償、それも半端ではない金額の損害賠償になってしまうんだなあ。407億円のうちの404億円。3億円だけなのね、みずほ証券の責任は。このあたり、きっちり請求しないと、自分たちが株主代表訴訟を受けてしまうとか、もろもろの理由があるんだろうなあ。