LEON創刊編集長、今度はウェブマガジンから

中高年男性向け雑誌「LEON」の元編集長で、今年8月に主婦と生活社を退社した岸田一郎氏(55)が21日、都内で、新事業「KI PROJECT(キー・プロジェクト)」を発表した。内容は、今年11月にインターネットのウェブマガジン「@ZiNO(アットジーノ)」を立ち上げ、来年3月に新雑誌「ZiNO」を創刊するもの。岸田氏は、対象者を「LEON」と同じく「中高年の富裕層」に定め「ウェブとの連動により、読者サービスを高め、新たな流通を切り開きたい」と話した。新雑誌の価格は未定だが「1000円以下になると思う」という。

 ウェブマガジンから紙雑誌につなぐのか。2000年代の創刊雑誌として唯一といっていいくらいの成功を収めたLEONの編集長もウェブ連動で雑誌を出すのか。雑誌単独、それも有料の雑誌にとっては厳しい時代になったんだなあ。でも、新たな流通を切り開きたいって、ウェブと直販定期購読の組み合わせを考えているのだろうか。