最強勢力の台風4号が日本列島を走り抜ける

7月としては観測史上最強勢力の台風4号は15日夕、千葉県銚子市南東の太平洋を時速55キロで東に進み、本州から遠ざかった。午後3時に暴風域はなくなり勢力は弱まったが、梅雨前線の影響もあり、東北地方の太平洋側は1時間に30ミリ前後の激しい雨が降った。16日未明まで降り続く見通し。徳島県吉野川市の農業、林芳一さん(79)が15日朝、近くの川で死亡しているのが見つかり、毎日新聞のまとめでは、台風による死亡者は3人、宮崎、愛知県で2人が行方不明のままで、17府県で72人がけがをした。

 「最強の勢力」の台風、九州、四国、中部に大きな被害を与えたが、関東への影響は恐れていたほどではなかった。しかし、夏休みの前哨戦とも言える7月の「海の日」三連休を直撃したわけで、観光産業への打撃は大きかっただろうな。地球温暖化におる気候変動の影響として、台風・ハリケーンの大型化ということを聞くが、今回の台風4号も、そうした産物の一つなのだろうか。