アル・ゴアとIPCCにノーベル平和賞

ノルウェーノーベル賞委員会は12日、2007年のノーベル平和賞を米国のアル・ゴア前副大統領(59)と国連の「気候変動に関する政府間パネルIPCC)」に授与すると発表した。授賞理由として「人間の活動によって引き起こされる気候変動の問題を知らしめ、対応策の土台を築いた」と説明した。

 地峡温暖化防止が現代の最重要課題と言うことになりそう。ノーベル平和賞が「不都合な真実」のアル・ゴア元米副大統領と、国連組織のIPCCに贈られた。ノーベル平和賞は世論に敏感に、テーマを探している感じ。今回の授賞で平和賞は2つの反応を引き出している。一つは、アル・ゴアは2008年の米国大統領選に参戦するのか。もうひとつは、ゴア氏への授賞は妥当か。「不都合な真実」には科学的な間違いも指摘されている。ただ、地球温暖化をはじめとした環境問題に対する関心を世界中で巻き起こし、政治を動かしたという意味では、平和賞も納得できるけど。