ブラックマンデーから20年。相場は荒れ模様

19日の米株式相場は大幅安。ダウ工業株30種平均は5日続落し、前日比366ドル94セント安の1万3522ドル2セント。9月17日以来、約1カ月ぶりの安値で終えた。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、同74.15ポイント安の2725.16で終えた。決算や見通しへの失望感から大型景気敏感株が下げ、相場の重しとなった。ダウ平均の下げ幅は8月9日以来最大、ナスダック指数の下げ幅は2月27日以来の大きさとなった。

 サブプライムの余波はいまだ収まらず。マーケットは引き続き不安定な動き。株式市場安定のために資金を投入すれば、それが商品相場を吹き上げるという副作用を生むという複雑な状況になってきた。