サントリーホール ニューイヤー・コンサート2008
オペレッタの殿堂ウィーン・フォルクスオーパーが奏でる珠玉のワルツとポルカを、洗練されたシンフォニック・ポップス界の巨匠カンゼルとの新鮮コンビでお贈りします。ソリストは、ソプラノにフォルクスオーパー若手の第一人者マッケンジー、テノールにウィーン花形テノールのリッパートを迎えます。お正月を精鋭たちがお贈りする特別なウィーンの香りでお楽しみください。
正月のクラシックと言えば、ウィンナ・ワルツだね。サントリーホールまでニューイヤー・コンサートを聴きに行く。「ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団・オーストリアの自然〜美しく青きドナウ」ということで、出演は・・・
ソプラノ:シピーウェ・マッケンジー・エーデルマン
テノール:ヘルベルト・リッパート
指揮:エリック・カンゼル
管弦楽:ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団
で、演目は・・・
J.シュトラウスII:オペレッタ『こうもり』序曲/ポルカ・シュネル『狩り』op.373/ワルツ『春の声』op.410
レハール :オペレッタ『世界は美しい』から「自由でしかも若さにあふれ」
J.シュトラウスII :オペレッタ『ジプシー男爵』から「生まれつきやり手の俺は」
J.シュトラウスII&ヨーゼフ・シュトラウス :ピッツィカート・ポルカ
オッフェンバック :オペレッタ『天国と地獄』序曲
レハール :オペレッタ『メリー・ウィドウ』から「ときめく心に」
J.シュトラウスII :ポルカ・シュネル『雷鳴と稲妻』op.324
レハール :ワルツ『金と銀』 op.79、他
といったところで、アンコールは・・・
J.シュトラウス�:ワルツ『美しく青きドナウ』 op.314
R.ロジャーズ:ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』から「エーデルワイス」
J.シュトラウスI:ラデツキー行進曲 op.228
ラデツキー行進曲で終わるところなど、定番の中の定番なんだけど、楽しかった。エンターテイメントとしてのクラシックという感じ。指揮者のエリック・カイゼルは、まさにエンターテイナーだった。でも、正月だし、これだけ楽しく場を盛り上げればいいじゃないという感じ。クラシックだって、もともとは娯楽だったわけで、その精神は存分に生きているなあ。ソプラノのシピーウェ・マッケンジー・エーデルマンはスター性があった。