NY原油、一時100ドル台。NY株は急落、金は最高値。

 年明けからマーケットは荒れ模様。

2日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3営業日ぶりに急反発。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の2月物は前営業日の2007年12月31日比3.64ドル高い1バレル99.62ドルで取引を終えた。先行きの供給不安などから買われ、一時100ドルちょうどまで上昇し過去最高値を更新した。

 原油は一時、100ドル台につっかける。で、それを見て、株式市場や為替市場は・・・

2日の米株式相場は米景気の先行き不透明感や原油高を受け、大幅続落した。ダウ工業株30種平均は昨年末終値に比べ220ドル86セント安の1万3043ドル96セントで取引を終えた。昨年11月27日以来、1カ月ぶりの安値。ニューヨーク外国為替市場でもドル売り・円買いが優勢となり、昨年末終値比2円ちょうど円高・ドル安の1ドル=109円60?70銭で終えた。

 ドルも、米国株も売られる。まあねえ、ドルって大丈夫なの?という感じが根底にはあるのかもね。

3日の欧州市場で金現物が1オンス=865ドルをつけ、過去最高値を更新した。インフレ懸念やドル安を背景とした思惑買いを受けている。0915GMT(日本時間午後6時15分)現在の相場は864.60/865.20ドル。

 ということで、金が買われて、最高値。ドルよりも金を信頼する時代になってしまうんだろうか。