福田内閣も情報管理がズルズル?

福田首相が4日の年頭会見で、1月の通常国会召集前の内閣改造を見送る考えを示した。大半の閣僚を安倍前内閣から引き継いだ首相にとって、改造は「自前の内閣」で福田カラーをアピールする好機だが、「身体検査」が不十分なら、野党に新たな攻撃材料を与えかねない。窮屈な政治日程を縫ってリスクを冒すより、冒頭から民主党との激突が予想される通常国会を乗り切るため、予算案を編成した閣僚で予算審議に臨むという「守り」の布陣が得策と判断したとみられる。

 内閣改造をやるならば、やるで断行しなければ、首相に指導力がないと見られるし、反対に構想レベルの話ならば、軽々に情報を漏らすべきではない。このあたり福田内閣も「内閣崩壊」とか「官邸崩壊」とかいわれた安倍内閣と変わらないのだろうか。町村官房長官の処遇で調整がつかなかったなんて情報も流れているみたいだし、党側か、官邸側か、わからないけど、自分の影響力を誇示するために、情報を流している人たちがいるんだろうか。世界経済は大混乱で、日本はサミット議長国でもあるのに、「政局」しか考えていないかのような極端に内向きの姿勢で、自民党政権は持つのだろうか。これでは、一度、民主党に政権を任せた方がいいのではないか、という流れが奔流となっていくような・・・。