G7は、メンバー国チェンジが必要?

「形骸(けいがい)化」・「サロン化」が進んでいると言われて久しいG7会議は、世界のパワーバランスをより正確に反映させるためにメンバー国の交代が必要だとの声もある。ドルを基軸にすえた現在の国際金融システムが揺らぐ中で、新システムの構築はできるのだろうか。  

 サブプライム問題をきっかけに米国を中心としたG7体制に不協和音が出てきたという論評をロイターが書いている。欧州勢は、野放図で自制心に欠ける米国経済システムに嫌気が差してきているし、台頭するBRICsはメンバーではないし、現実に適していないというのはわからないではない。