GM、2007年は4兆円を超える赤字

米自動車最大手のゼネラル・モーターズ(GM)が12日発表した2007年12月期決算は、純利益が387億3200万ドル(約4兆1500億円)の赤字となり、これまでの最悪を記録した。GMの赤字は3年連続となる。北米の自動車市場の不振に加え、7〜9月期に米国の低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題で、金融関連会社の業績が不透明になり、繰り延べ税金資産を取り崩したことが響いた。

 米GM、自動車販売の不振に、サブプライム問題が加わり、4兆円を超える赤字に。金融子会社は従来は収益を支える優等生だったのだが、この局面に来ると、金融がさらに収益の悪化に拍車をかけることになってしまう。米国企業は大変だなあ。