パキスタン、ムシャラフ与党は惨敗

パキスタン下院選挙は19日、開票作業がほぼ終了、大勢が判明した。昨年末に暗殺されたブット元首相の野党パキスタン人民党(PPP)が第1党との座を固めつつあり、シャリフ元首相率いる野党パキスタンイスラム教徒連盟シャリフ派(PML?N)も躍進。野党勢力は定数342の3分の2に迫る勢いで、ムシャラフ大統領支持派の与党は惨敗した。ただ、単独過半数を占める政党はなく、与野党は連立を探る政権協議で駆け引きを本格化する。

 暗殺されたブット元首相のパキスタン人民党が下院選で圧勝の気配。軍やイスラム原理主義勢力はどう動くのか。まあ、ムシャラフ大統領支持の与党も、ブットの野党も米国シンパかもしれないが、これに対してイスラム原理主義勢力はどう動くのだろう。テロの季節の再燃か。それとも・・・。アフガニスタンも絡んで、わからないなあ。