モスとミスド提携、メリットとリスクがありそうな?

ドーナツチェーン店「ミスタードーナツ」を展開するダスキンと、ハンバーガーチェーン2位のモスフードサービスは20日、外食事業について資本・業務提携を結んだと発表した。共通のオリジナル商品やカフェ形式など新業態の店舗を共同開発し、原材料の共同購入でコストを削減する。少子化や原材料価格の高騰で外食産業に逆風が吹く中、異業態の大手チェーンが手を組んで生き残りを図る。

 ミスタードーナツとモスフードが資本・業務提携。マクドナルドの大攻勢を受けての生き残り策らしい。う〜ん。でも、この組み合わせ、ちょっと微妙だなあ。モスフードと言えば、ハンバーガーのクオリティ派。品質に対する信頼がある。一方のミスタードーナツはたびたび、品質問題を起こしている。ミスドにとっては品質向上イメージがつくかもしれないが、モスフードにとっては、どうなのだろう。ミスドが何か問題を起こしたときのリスク条項とか作るんだろうか。ともあれ、有名ブランドのファーストフードが組むメリットと同時に、品質面のイメージを考えると、モスにとってはリスクもあるような・・・。でも、それでも組んだ方が対マクドナルド戦争上は有利と判断したんだろうなあ。
ミスタードーナツウィキペディアでも「品質に対する嫌疑」という一項目が設けられている。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%84
 今回の提携を機に、モスの品質管理に学ぶ意味もあるんだろうか。だとすると、進歩なのかもしれないけど。