ヒラリー、踏みとどまるーーテキサス、オハイオでオバマを破る

米大統領選は4日投開票の「大票田決戦」で、民主党ヒラリー・クリントン上院議員がテキサス、オハイオ両州の予備選を制した。2月の「スーパーチューズデー」後に9連勝したオバマ上院議員の連勝を止めた形。党候補指名に必要な獲得代議員数は、なおオバマ氏が上回っているが、クリントン氏は巻き返しを期して残る予備選に臨む構えで、民主党候補選びは長期化する公算が大きくなってきた。

 スーパーチューズデーのあと、大票田のテキサスとオハイオに防衛戦を設定し、勢力を集中したヒラリー・クリントンの作戦が成功した。大接戦のまま、党大会にもつれこむのだろうか。共和党はマケインでほぼ決まり、民主党があまりこじれるようだと、当初の民主党楽勝の予想も怪しくなってくるなあ。で、ヒラリーとオバマのここまでの陣取り地図がニューヨーク・タイムズのサイトに出ている。
 http://politics.nytimes.com/election-guide/2008/results/demmap/
 これを見ると、東部は別にして、中西部ではくっきりと北部と南部で分かれる。これをどう見るかだなあ。それと、世論調査のインタビューでは、オバマと答えても、いざとなると、ヒラリーに投票してしまう白人票をどう読むかとか、このあたりも含めて予想の難しい選挙だなあ。