東京は日経平均1万2000円割れ、ドルは一時95円台に

17日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落。終値は前週末比454円9銭(3.71%)安の1万1787円51銭と、2005年8月9日以来、約2年7カ月ぶりに1万2000円を割り込んだ。米国を中心とした金融システム不安から前週末の米株式相場が下落。外国為替市場で円高・ドル安が進み、輸出関連を中心に主力企業の業績悪化懸念が強まった。後場の開始直後には下落幅が500円を超え、1万1700円を割り込む場面もあった。東証株価指数(TOPIX)も大幅に3日続落。

 米国の金融当局の大胆な手にもかかわらず、信用不安、ドル不安の流れは変わらなかった。日経平均は、1万2000円台を割り込む。一方、円は急伸し、一時、1ドル95円台に突入する。マーケットでは、米国の金融システムに対する不信感が払拭されない。