福田内閣支持率、31%に急落

日本経済新聞社が21?23日に実施した世論調査で、福田内閣の支持率は31%と2月の前回調査から9ポイント低下した。不支持率は54%と6ポイント上昇し、内閣発足以来はじめて5割を超え、昨年7月の参院選前後の安倍内閣の水準に並んだ。日銀の福井俊彦前総裁の後任人事や、道路特定財源暫定税率問題などを巡る混乱などが要因とみられる。日銀総裁の空席について「政府・与党」に責任があるとしたのは41%で「野党」の27%を大きく上回った。

 日銀人事が致命傷だったなあ。とりわけ、もう後がない土壇場で、大蔵次官経験者を候補者として出したことは政治センスのなさと、財務省の思いままの首相という印象を決定づけてしまった。だから、世論調査でも、日銀総裁空席の責任は野党よりも政府・与党にあるということになってしまう。もうほとんど「内閣崩壊」の状態。ここから、どう立て直すのだろう。自然に立ち直ると思っているのだろうか。まさに「JAPAiN」。