週末のニューヨーク株式市場は大幅安

11日の米株式相場は大幅に反落。ダウ工業株30種平均は前日比256ドル56セント安の1万2325ドル42セントで終えた。ゼネラル・エレクトリック(GE)が発表した1-3月期決算で1株利益と売上高が市場予想を下回ったほか、2008年12月期の1株利益見通しも予想に届かなかった。来週から本格化する米主要企業の決算発表で、決算および見通しが弱い内容になるとの警戒感を誘い、幅広い銘柄が売られた。この日発表された3月の輸入物価指数がインフレ圧力を示したことや、4月の米消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)が大きく悪化したことも売りを加速させた。

 ニューヨーク株式市場は、やはりGEショックが効いて、256ドル安となってしまった。米CNBCのサイトでは、「Is No One Safe? GE Results Cloud Next Week's Earnings」という記事がトップを飾っている。確かに、最強企業と思われていたGEが減益ということは、他は推し知るべしということになるのかも。特に、金融的業務を傘下に持つ会社はダメージが大きいのだろうか。とすると、自動車も結構、大変だと思うけど。週明けの市場は再び、疑心暗鬼が支配するのかも。東京市場は週末に上げてしまっただけ、お返しもきついだろうか。
【参考】
・CNBCの記事「Is No One Safe? GE Results Cloud Next Week's Earnings」
 http://www.cnbc.com/id/24067267