全米オープン、錦織、世界4位に勝ち、16強に

テニス四大大会の今季最終戦全米オープン第6日目は30日、ニューヨークのナショナル・テニスセンターで行われ、日本勢として35年ぶりの男子シングルス3回戦に進んだ錦織圭ソニー)は、第4シードのダビド・フェレール(スペイン)に競り勝ち、全米の日本人男子では1968年のオープン化以降初めて4回戦に進み、16強入りした。6-4、6-4と2セット連取した後、3-6、2-6と続く2セットを奪われたが、最終セットを7-5で取った。四大大会での16強入りは、1995年ウィンブルドンの松岡修造以来となる。

 WOWOWの中継で見たが、すごい試合だった。第2セットまで取ったときは軽く勝つことが出来るのかと思ったが、世界はそれほど甘くない。世界ランキング4位のフェレールは4位だけのことはあって、そこからの粘りと攻撃がすごかった。反対に、第3、第4セットをとられたときは、もはや、ここまでかと思った。しかも、途中でメディカルタイムアウトをとって、トレーナーの末世ー地を受けたりもしていたし。しかし、今日はウィンブルドンで途中棄権した錦織とは違った。第5セットは錦織がブレークして先行、このまま錦織ペースで一気に決まるかと思ったら、そのあと、フェレールが粘る。やはり5セット制で勝つというのは並大抵のことではない。3セット制とは違って、運と勢いだけでは勝てないと言うことが分かる。でも、最後は錦織が競り勝つ。強かったなあ。これからが楽しみ。
 でも、この試合、ハラハラドキドキの展開で見ていて、疲れたあ。