日本の金融機関が米国の金融機関を買う時代

 米国の金融危機のなかで、日本の証券・銀行が米国の金融機関を買う時代に、まず野村は・・・

野村ホールディングスは22日、経営破綻した米証券大手リーマン・ブラザーズとの間で、日本を含むリーマンのアジア太平洋部門の買収で基本合意したことが分かった。高度なノウハウや豊富な人材を持つリーマンのアジア事業を引き継ぎ、海外市場で攻勢をかける。金融危機で再編を余儀なくされる欧米の金融機関に肩を並べ、グローバルプレーヤーとしての基盤を固める。

 で、三菱グループも・・・

三菱UFJフィナンシャル・グループは22日、米証券大手モルガン・スタンレーの第三者割当増資に応じ、最大20%出資すると発表した。出資額は9000億円規模と、海外金融機関を対象にしたM&A(合併・買収)では過去最大となる見通し。

 三菱はずいぶん巨額の出資だが、出資比率は20%程度。出資に見合うのかどうか。野村は自分でコントールしていく感じ。いずれにせよ何度も挑戦しながら果たせずにいる金融のグローバル・プレイヤーになれるかどうかの試金石だなあ。いままでは図体は大きかったけど、グローバル経営という意味合いでは存在感薄かったもんなあ。