円高が加速。13年ぶりの90円台

24日のロンドン外国為替市場では円相場が急騰、午前10時(日本時間午後6時)過ぎに、一時1ドル=90円87銭をつけ、1995年8月以来約13年3カ月ぶりの円高・ドル安水準となった。世界的な株価急落を受け、投資家が外貨資産の持ち高の解消に一気に動いたことなどが背景。対ユーロでも1ユーロ=113円台後半まで上昇し、約6年ぶりの高値を付けるなど、円は全面高となった。

 キャリー取引の巻き戻しがすさまじい勢いで起きているんだなあ。株でいえば、踏み上げている状態かも。これに加えて、この金融崩壊のなかで比較的安定した金融を持つ日本が買われるだろうから、円はがんがん上がってしまうなあ。これまでのカネがカネを生む構造から生まれた取引が解消されるまで荒れた相場が続くんだろうか。それが終わっても、相対的な円の強さは当分、変わらないだろうか。ともあれ、相場は荒れるなあ。