日経平均、バブル後安値に迫る

24日の東京株式市場で日経平均株価バブル崩壊後安値の寸前まで急落した。終値は7649円08銭で、前日比811円90銭(9.60%)安。2003年4月28日につけたバブル後安値7607円88銭まであと41円20銭。世界的な景気悪化懸念から世界の金融・証券市場の動揺が止まらず、為替市場では急激に円高が進行。日本産業を代表する輸出企業を中心に先行きの業績悪化に対する警戒感が一段と高まっている。

 日経平均は再び、8000円台割れ。バブル後の安値に接近。これってソニーの業績下方修正もあって世界大恐慌不安が台頭してきているんだろうけど、外国人投資家の換金売りもあるんだろうか。為替差益も乗るんだろうし、換金売りの対象としてもいいのかもしれないけど。バブル後の最安値の7607円は1989年の史上最高値から見ると20%の水準。そんなところで、ウロウロし始めてしまったんだな。大恐慌の時は、ニューヨークダウは1929年の最高値から32年の安値まで10%の水準まで下げたけど・・・。
 ともあれ、為替といい、株式といい、この状況だと、この週末の間に日銀も利下げに踏み切るとか、果断な行動を求められるかも。アジア、欧州、米国と株式相場は全面安だし、今度は日銀も加えた日米欧中央銀行の協調利下げだろうか。