「ネオ・トロピカリアーーブラジルの創造力」展

 東京都現代美術館でブラジルの現代美術を集めた「ネオ・トロピカリア」展を見に行く。絵画、写真から音楽を聴きながら体感するものまで様々。かなり変わった感覚。一番、印象に残ったのは、リジア・パペの金の糸を照明の光線で浮かび上がらせるインスタレーション。不思議な美しさ。金の糸に光を感じる。併設で「カラー・ハンティング・ブラジル」という企画展があった。「藤原大+イッセイ ミヤケ クリエイティブルーム&カンパナブラザース」がブラジルの都市や自然のなかから発見した色から糸を染め、作品をつくる。その記録が映像も含めて展示されている。これもなかなか面白かった。ただ、ブラジルの現代美術というのは日本では、もうひとつインパクトが弱いのか、土曜日なのに、かなり空いていた。
・「ネオ・トロピカリア」公式サイト
 http://www.neo-tro.com/