潜水服は蝶の夢を見る

 ELLEの編集長が脳溢血で片目だけしか動かすことができなくなる。その片目で本を書き上げる。locked-in syndromeというらしいが、意識ははっきりしているのに全身が不自由になってしまう。しかし、体はすべての自由を失っても、創造力は自由であり続ける。実話の重みがある。すごい話。まばたきだけで一語一語伝え続けた人もすごいが、それを一語一語、根気強く書き取っていた人もすごい。主人公の目から見た風景と創造の世界と、映像が優れている。主人公のマチュー・アマリックの演技も卓越している。アマリックは、007の新作「慰めの報酬」で敵役を演じているらしい。007って演技派を敵役に使うんだよなあ。
【参考】
オフィシャルサイト
 http://chou-no-yume.com/
Wikipediaでみると
 wikipedia:潜水服は蝶の夢を見る