早川良雄ーー“顔”と“形状”ーー(国立近代美術館)

 国立近代美術館にウィリアム・ケントリッジ展を見に行ったついでに覗く。日本のグラフィックデザイナーの草分けのひとり。展示されている「顔」はどこかで見たことがある感じ。雑誌などの表紙を飾っていたこともあり、それも展示してあった。先駆者ではあるが、一方で、どこか古さを感じてしまうのも確か。絵は印象的だが、タイポグラフィはあまり得意でなかったようにも感じた。「顔」は良かったが、「形状」のほうはそれほどとも思えなかった。自分に見る目がないんだろうか。
展覧会のオフィシャルサイト
 http://www.momat.go.jp/Honkan/Hayakawa_Yoshio/index.html#event