インターネット広告が新聞を上回る

電通が22日発表した2009年の総広告費は前年比11・5%減の5兆9222億円となり、2年連続で前年を下回った。下げ幅は過去最大。世界同時不況による年前半の大幅な落ち込みが響いた。媒体別では新聞が18・6%減の6739億円と落ち込む一方で、インターネットは1・2%増の7069億円で、初めてネットが新聞を上回った。広告費総額は、政権交代が焦点となった衆院選エコカー減税、エコポイント関連の広告出稿で年後半に回復したが、前半の落ち込みをカバーできなかった。媒体別では、新聞以外にも、テレビが10・2%減の1兆7139億円で、いずれも5年連続のマイナス。。雑誌が25・6%減の3034億円、ラジオが11・6%減の1370億円で、マスコミ4媒体はそろって2けたのマイナスを記録。4媒体合計では、14・3%減の2兆8282億円に低迷した。4媒体の出稿元別では、自動車、金融・保険など21業種中20業種でマイナスとなり、プラスは公官庁・団体だけだった。

 ついにインターネット広告が新聞を上回る。雑誌広告の2倍以上の規模に拡大したのか。メディアの大激変時代だなあ。