シャープも電子書籍に参入

シャープは20日、電子書籍事業に本格参入すると発表した。日本語に適した新規格に対応し、動画や音声も楽しめる多機能端末を年内に発売。新聞社などと協力してコンテンツ(情報内容)の配信も手掛け、ソフトからハードまで幅広いサービス提供を図る。

 KindleiPadソニーの電子ブック端末に続いて、シャープも参戦。これって日本の新聞社・出版社のコンテンツだけを視野に入れたガラパゴス型なのか、それとも世界標準を狙うのか。価格は9月頃に発表になると記事にはあるが、どこまでコストダウンできるのか。コンテンツ側もどのくらいの価格なのか。結局のところ、どんなものか、記事を読んだけではわからなかった。いったい、どういう仕組でコンテンツを受信するのか。無線LANなのか、それとも、どこかの通信会社のインフラを利用してMVNOを用意するのか。OSは、どこのものを利用するのだろう。シャープの「Net Walker」では、Ubuntuを使っていたけど、こちらはどうなんだろう。疑問は次々と湧いていくる。売れるかどうかは、コンテンツを配信する仕組みにかかっているが、こちらは自前で用意するのかどうか。配信サービスを提供するといっても、iTunesAmazonGoogleに対抗できるようなインフラをどう用意するのだろう。携帯大手と組むの? わからないことが、いっぱいの話。IT系の専門メディアをウオッチしていたほうがいいのだろうか。