暑い・・・こんなときだから見てみたくなるサーフィン映画のクラシック

 暑い。とにかく暑い。こんなときには、サーフィン映画を見たくなる。で、まず思いつくのは、この古典。

ビッグ・ウェンズデー [DVD]

ビッグ・ウェンズデー [DVD]

 ベトナム戦争を背景にした青春映画で、もうかなり古い映画だけど、いまだにサーフィンというと「ビッグ・ウェンズデー」の名前をあげる人が多い。テレビでもよく放映されているし、古典中の古典かも。アマゾンのストーリー紹介だと、こんな具合。「水曜日にやって来るといわれる伝説の大波”ビッグウェンズデー”。サーフィンに青春を謳歌するマット、ジャック、リロイにとってその世界最大の波に挑むこと、それが彼らの夢であった。しかしベトナム戦地への招集。散り行く仲間たち。そうしたときを経た今、彼らは青春の輝ける時を手にビッグウェンズデー”最後の挑戦のために再会する」。主人公をサーファーにした映画の代表作はいまだに、これかもしれない。
 で、当然、女性サーファーを主役にした映画もあって、それがこちら。 アマゾンの謳い文句では「恋と夢を追いかけるサーファーガールの青春を描き、ファッションやミュージック・シーンにも影響を与えた大ヒット作」。ちょっとベタベタな感じもします。
 で、いろいろとサーフィンと恋と青春のドラマはありながらも、サーフィン映画の絶対のオススメはこちら。
ステップ・イントゥ・リキッド [DVD]

ステップ・イントゥ・リキッド [DVD]

 世界のサーファーを追ったドキュメンタリーなのだが、これが面白い。大きな波でも、小さな波でも、どんな海にもサーフィンがある。そびえ立つ山のような波を征服するサーファーもすごいが、一番受けるのはスーパー・タンカー・サーフィン。巨大タンカーが作り出す波にダラダラと乗って行く。タンカーが作る波は小さいが、その波は何キロも続くので長い時間、サーフィンを楽しむことができる。アマゾンにあるこの映画の謳い文句は「終わりなき夏へ、ふたたび…。サーファーのバイブル「エンドレス・サマー」シリーズの精神を受け継ぐ、まさに最強・最大級のサーフ・ムービー!」と、最後にビックリマークまで付いているが、「最強・最大級」は誇大ではなくて、本当に面白い。一見の価値あり。
 で、最後に映画ではなくて本を1冊。最近、サーフィンの歴史に関する本が米国で出版されて話題になっている。それがこちら。
Sweetness and Blood: How Surfing Spread from Hawaii and California to the Rest of the World, with Some Unexpected Results

Sweetness and Blood: How Surfing Spread from Hawaii and California to the Rest of the World, with Some Unexpected Results

 「Sweetness and Blood」は英語に「sweetness and light」という慣用句があるが、そのもじりなのだろうか(「sweetness and light」は研究社リーダーズ英和辞典によると「ごきげんな」という意味)。副題は「どのようにサーフィンはハワイとカリフォルニアから世界に広がったのか、いくつかの予期せぬ結果ととともに」とでも訳すのだろうか。タイトルを見ても面白そうだし、どこか翻訳を出さないのだろうか。