徐一暉（シーイーホエ）Xu Yihui

　中国の現代アーティスト。NHK-BShiの「衝動〜北京芸術村から２０年〜」というドキュメンタリーを見ていて、その作品に惹かれる。毛沢東語録を思わせる赤い本がモチーフとして使わている。で、いながら、文化大革命の時にノスタルジアを持っているのかと思ったら、本人の両親は地主、資本家階級出身だったため、文革の際は糾弾されている。かわいいといってもいいアートなのだが、その背景に、あの時代に対する複雑なアンビバレントな感情があるように見える。一度、作品を見てみたいと思うが、本人もいうように寡作のために、アート界のメーンストリームとはちょっと違う場所にいるらしい。商業化する最近の現代アートとも違う場所にいる。作品にも、そんな精神が宿っているように見える。
【参考】
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