千田善『オシムの伝言』
- 作者: 千田善
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2009/12/23
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 80回
- この商品を含むブログ (30件) を見る
敗北から学ぶ、負けて初めて前進できることがある。.......なぜ失点したのか、考えるべきだ。その場面で選手ひとりひとりが、自分がどこにいて、何をしていたか、思い出すべきだ。それはミスを繰り返さないためだ。......その点が日本のサッカーがもう1ランク、ステップアップするカギになる。ミスを犯したときの責任の所在をはっきりとさせることだ。(2009年8月)
敗北を直視することは日本人が一番、苦手なことかもしれない。1945年の敗戦のあともそうだったし、バブル崩壊・金融敗戦でもそうだった。そこで、今に至る「失われた20年」から抜け出せない。敗因と責任を直視することはサッカーだけの問題ではないかも(「追及」ではなく「直視」)。