関東大震災の本というと、この2冊

 関東大震災が東京を襲ったのは1923年(大正12年)9月1日。ということで、今日で、あれから87年。関東大震災といって、まず思い浮かぶのは、この本。

新装版 関東大震災 (文春文庫)

新装版 関東大震災 (文春文庫)

 地震発生から、その後の火災発生による大惨事、そして、混乱に乗じた勢力や流言飛語による朝鮮人社会主義者の虐殺までが取り上げられる。この吉村昭氏の『関東大震災』が、ボクの関東大震災観をつくったと言っていい。
 もう1冊は、この本。
震災日誌 (1981年)

震災日誌 (1981年)

 染川藍泉の『震災日誌』は、関東大震災を被災した人の記録。それだけ臨場感があり、震災本の資料になっている。ただ、この本、昔買ったものの、積ん読に近く、ところどころ拾い読みしただけで終わっている。9月1日が来るたびに、きちんと読もうと思う本(でも、通読していない)。こちらの本は絶版になった様子。古書で手に入れようとすると、かなり高額。こうした歴史的価値のある本は電子書籍で残しておくのがいいのかもしれない。