ベネチア映画祭・金獅子賞はソフィア・コッポラの手に

イタリアで開催されていた第67回ベネチア国際映画祭の授賞式が11日夜(日本時間12日未明)行われ、最高賞の金獅子賞をソフィア・コッポラ監督の米映画「サムウェア」が受賞した。日本から出品されたトラン・アン・ユン監督の「ノルウェイの森」(村上春樹さん原作)と、三池崇史監督の時代劇「十三人の刺客」は受賞を逃した。審査員長は米国のクエンティン・タランティーノ監督。

 ということで、「ノルウェイの森」も「十三人の刺客」も受賞はできず。ソフィア・コッポラは「ロスト・イン・トランスレーション」以来の復活だろうか。内容は、こんな感じらしい。

「サムウェア」は、ハリウッド俳優の日常を通して、現代人の孤独を浮き彫りにした作品。監督自身が脚本も手掛けた。日本では来年4月に公開予定。

 「ロスト・イン・トランスレーション」と似た世界かも知れない。「マリー・アントワネット」の世界よりも、ソフィア・コッポラは、こうした自分に近い世界の物語が得意なのだな。繊細な感性の作家かも知れない。
「Somewhere」の米国での予告編

 予告編を見ると、「ロスト・イン・トランスレーション」とムードが似ている。主人公の娘役のエル・ファニング(Elle Fanning)はダコタ・ファニングの妹らしいが、まだ12歳なのに、どこか大人びたところもあり、この予告編で見せるイメージは子役時代のジョディ・フォスターに似たところがある。
「Somewhere」のオフィシャルサイト
 http://focusfeatures.com/film/somewhere/
「サムウェア」(日本版)のオフィシャルサイト
 http://www.somewhere-movie.jp/
 ※来年4月公開なので、まだあまりコンテンツがない
ソフィア・コッポラの監督作品

ロスト・イン・トランスレーション [DVD]

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マリー・アントワネット (通常版) [DVD]

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