ベネチア映画祭・名誉金獅子賞にジョン・ウー

銀獅子賞(監督賞)=アレックス・デ・ラ・イグレシア(トランペットの悲しいバラード)▽審査員特別賞=エッセンシャル・キリング(イェジー・スコリモフスキ監督)▽男優賞=ビンセント・ギャロ(エッセンシャル・キリング)▽女優賞=アリアーネ・ラベッド(アッテンバーグ)▽マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)=ミラ・クニスブラック・スワン)▽撮影賞=ミハイル・クリシュマー(サイレント・ソウルズ)▽脚本賞アレックス・デ・ラ・イグレシア(トランペットの悲しいバラード)▽特別獅子賞(これまでのすべての業績に対して)=モンテ・ヘルマン ▽監督・ばんざい!賞=マニ・ラトナム▽名誉金獅子賞=ジョン・ウー▽3Dアワード=「アバター」「ヒックとドラゴン

 金獅子賞(ソフィア・コッポラの「サムウェア」)以外の受賞者リストを見ていたら、名誉金獅子賞にジョン・ウーが入っていた。二丁拳銃の両手・乱れ撃ちやら、スローモーションを多用したトリッキーでスタイリッシュなアクションやら、ジョン・ウーが世界のアクション映画のスタイルに及ぼした影響は計り知れない。活躍の場も、香港、ハリウッド、中国とスケールが大きい。アクション映画の監督は何となくアーティストというよりも、職人としてみられ、こうした映画祭ではあまり脚光が当たらないだけに、古くからのファンとして受賞はうれしいなあ。
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