尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のビデオが流出

沖縄・尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船に中国の漁船が衝突した事件を巡り、海保が撮影したビデオの一部がインターネット上に流出した問題で、流出した映像は6本に分かれ計約44分だったことが分かった。政府が国会に提出した映像より長く、海保幹部は「海保が撮影した捜査資料の一部」としている。元の映像は衝突事件の証拠として、海保と検察当局が所有しており、両当局が内部から流出した疑いがあるとみて証拠の管理状況を調査している。

 警察のテロ関連資料の流出が問題になったかと思ったら、今度は、海上保安庁が撮影した尖閣諸島・中国漁船事件のビデオがYouTubeに流出。日本の国家体制が内側から壊れていく。政府の対応に不満だから流出したのだろうか。しかし、内部告発というよりも、愉快犯的な匂いもして、やっぱり日本が壊れていくという印象のほうが強い。国としての統制が権力機構内部で効かなくなってしまっている気がしてくる。怖いなあ。どうして、ここまで狂ってしまったのだろう。
【11月7日追記】
 尖閣ビデオはコピーにコピーを重ね、増殖している様子。YouTubeには、いろいろなコピー版が出回っている様子。この動画もいずれ消されるのだろうか。それとも、いくら消しても、どこかからアップされるのだろうから、対応を諦めるのだろうか。