巨額詐欺事件のマドフ受刑者の資産競売。10カラットの結婚指輪からロゴ入りトートバッグまで

巨額詐欺事件で服役中のバーナード・マドフ元ナスダック会長の私物が、13日に競売にかけられ、牛の置物やダイヤモンドの指輪などが出品されることが明らかになった。売り上げは、事件の被害者への補償に充てられる。米連邦保安局は10日、出品される宝飾品や家具、古美術品、服などを公開。競売はニューヨークのブルックリンで開催されるが、インターネットでの入札も可能だという。高さ7センチの牛のブロンズ像は、1927年にイタリアで作られたもので、10.54カラットのダイヤモンドの指輪は、妻に贈られた婚約指輪。

 「ダメージ3」のモデルになったのではないかと思われる、金融界を舞台にした巨額詐欺、マドフ事件。被害者への補償のために資産の競売が行われるという。このあたりも「ダメージ3」を彷彿とさせる。

 米連邦保安局のサイトにマドフ資産オークションページがあり、ここに今回のオークションの目録のダイジェストがあった。

 http://www.usmarshals.gov/madoff/

 目録のタイトルをクリックすると、写真が出てくる。例えば、上の記事に出ている10.54カラットのダイヤモンドの指輪はこんなもの

 http://www.usmarshals.gov/madoff/ring.pdf

 牛のブロンズ像がこれ

 http://www.usmarshals.gov/madoff/statue.pdf

 このほか、スタインウエイのピアノとか、アンティークな木製デスクとか、あるんだが、ワケがわからない珍品は「Bernard L. Madoff, Investment Securities」ロゴ入りトートバッグ。

 http://www.usmarshals.gov/madoff/bag.pdf

 歴史的詐欺事件の記念品かあ。ともかく何でも売って、資金を回収しようという姿勢が立派。

 すべての目録はこちらで見ることができる。483点が写真入りで解説してある。

 http://www.txauction.com/photos.cfm?aid=229