日本人は上司の管理職をバカにし、インド人、中国人は尊敬する?

日本の労働者が上司を厳しく採点しているのに対し、中国とインドの労働者は管理職を高く評価していることが、最近の調査であきらかになった。製品の品質を追求する姿勢、人材管理スキルなどの5項目で、上司を高く評価した日本の従業員はわずか35%だった。世界全体では、従業員の55%が上司を高く評価している。米国では56%だった。(中略)最も高く評価されたのはインドと中国の管理職で、部下の7割以上から有能と認められた。

 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版に出ていたデータによると、インド、中国では管理職は部下から有能と認められているが、日本では35%しかの人しか上司を高く評価していない。日本の会社のパフォーマンスが落ちているから厳しい結果が出たともいえるし、日本の組織が病んでいる例証とみることもできる。政治家に対する評価をアンケートしても、同じような結果になるのだろうか。梅棹忠夫風にいうと、リーダーシップとフォロワーシップの関係が日本では壊れてしまったのだろうか。