補正予算成立+仙石・馬淵問責決議可決=まだまだ続く浮遊する日本の政治

菅直人首相が臨時国会の最優先課題と位置づけた10年度補正予算は26日の参院予算委員会参院本会議で野党の反対多数で否決され、衆院の優越を定めた憲法の規定に基づき同日深夜に成立した。自民党仙谷由人官房長官馬淵澄夫国土交通相の問責決議案を参院に提出。27日未明までに社民党を除く野党の賛成多数で可決された。首相は両氏を続投させる方針で、自民党は週明け以降の国会審議を拒否する構え。臨時国会は事実上、空転した状態で12月3日の会期末を迎える見通しとなった。

 新しい日本への産みの苦しみか、それとも、没落する日本の断末魔か−−良い方に解釈したいけど、それにしても情けない。政治も経済も難問山積なのに内向きの「政局」病は治らない。ただ、北朝鮮が韓国を砲撃しても国家公安委員長が警視庁に登庁もしない緊張感のなさでは、政権の体をなしていないことも確か。内閣改造論も出てきているみたいだが、また決められないんだろうなあ。