ロシア議会が「カチンの森」の虐殺をスターリンの指令と認める...って、まだ認めていなかったのか

ロシア下院は26日、第2次大戦中の1940年にポーランド人の捕虜2万2000人が虐殺されたカチンの森事件は独裁者スターリンの指令で実行されたことを認めた。ポーランド政府は、依然両国関係に影を落とすこの残虐行為の裁きに向けた一歩として、慎重にこれを歓迎した。下院は共産党の反対で白熱した議論を2時間闘わせたあと、カチンの森事件スターリン旧ソ連の指導部の指令で実行されたことを示す、1990年代初頭に発見された公文書の内容を受け入れた。プーチン首相とエリツィン元大統領はスターリンの責任を認めていたが、戦中の指導者が虐殺に関与していたことをロシアの公的組織が公式に認めたのはこれが初めてだ。

 一歩進んだということかもしれないけど、ロシアの公的組織はまだ公式には「カチンの森」がソ連指導部の指令ということを認めていなかったのか。抹殺された歴史だったわけか。
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