東北新幹線は新青森まで延びたけど...

昨日4日に新青森まで全線開通した東北新幹線。初日から大変でした。たとえば...

4日に全線開業した東北新幹線で、JR東京駅のホームに乗客約200人を残したまま、新幹線が出発する騒ぎがあった。車掌も乗っていなかった。JR東日本によると、午後5時34分頃、同駅始発で仙台行きの「やまびこ147号」がドアを開けず、1人も乗せないまま発車。置き去りにされた乗客らが騒ぎ、気付いた駅員が147号に連絡して次の上野駅で停車させた。乗客は次の新幹線で上野駅に向かい、147号に乗り込んだ。

 初日だから事故も目立ってしまうなあ。大ポカ話だし...。しかし、それ以上に問題なのは乗車率...

4日、東京-新青森の全線が開業した東北新幹線は始発こそほぼ埋まったものの、午後は空席も目立った。初日の乗車状況はまとまっていないが、JR東日本によると、11月下旬時点の下り「はやて」の初日の予約は6割程度で、列車によっては3割に満たないものもあったという。経済効果に期待がかかる一方で、課題は大きい。

 天候が荒れていたことはあるかもしれないが、開通初日で土曜日の成績だからなあ。ビジネス路線とも言えないだろうし、週末の乗車率はポイントだろうし...。地元の悲願はわかるけど、人口が減少していく日本で、インフラ投資をどこにどれだけの投資をしていくのか、課題だろうなあ。青森には空港もあって、東京まで1時間20分だし、時間ではなくて、乗る楽しさをアピールするとか、発想の転換が必要になのだろう。こう言うと、交通至便な首都圏の傲慢とか思われてしまうかもしれないが、カネがないという現実を直視して、知恵を働かす時代になったんだろうなあ。
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