オバマ政権のアフガン戦略の中心人物、リチャード・ホルブルック氏が急逝
米主要メディアによると、大動脈りゅう破裂のために入院していたアフガニスタン・パキスタン担当のリチャード・ホルブルック特別代表が13日、死去した。69歳だった。10日に入院した後、緊急手術を受けていた。ベトナム戦争時代からのベテランの大物外交官で、1995年には、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の和平協定(デートン合意)をまとめた辣腕(らつわん)交渉人としても知られていた。オバマ政権ではアフガン戦略策定に深く関与してきた。治安権限移譲や駐留米軍の撤退開始などアフガン戦略が来年、重大な局面を迎えるだけに、オバマ大統領にとっては痛手だ。
オバマ政権は運がないのかもしれない。アフガニスタン・パキスタン担当のリチャード・ホルブルック氏が急逝。ベトナム戦争秘密報告書「ペンタゴン・ペーパーズ」の執筆にも参加した外交官。ベトナム戦争、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争などの和平交渉を手がけたベテラン。アフガニスタン戦争で戦死したといえるのかもしれないなあ。