米タイム誌、「今年の人」はフェイスブックのザッカーバーグ、読者投票ではウィキリークスのアサンジ

米タイム誌は15日、2010年の「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に、インターネット交流サイト「フェースブック」の創業者、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)を選んだと発表した。26歳での選出は、大西洋単独無着陸飛行に初めて成功し、1927年に第1回の「今年の人」に選ばれたチャールズ・リンドバーグ(当時25歳)に次ぐ若さだという。(中略)一方、タイム誌は「今年の人」の読者投票も実施。政府等の内部文書を公開する民間サイト「ウィキリークス」の創設者で、英警察当局に性犯罪容疑で逮捕されたジュリアン・アサンジ容疑者(39)がトップとなったが、社内で検討した結果、ザッカーバーグ氏を選んだという。

 うーん。どっちもどっちの人だけど、「今年の人」としては良くも悪しくもウィキリークスのアサンジのほうではないか。アサンジは怪しげだが、ザッカーバーグも信用できないというか、怪しげなところがある。それでも世界最大のソーシャル・ネットワークをつくってしまったところが恐ろしいのだが....。何だか、いかがわしい感じがしてならない。この感情は何なのだろう。若さに対する嫉妬とも違う。スティーブ・ジョブズだって、ビル・ゲイツだって、リーナス・トーバルズだって、ITの世界は若い産業だから20代が引っ張るのは当たり前。こうしたITの先駆者たちとは印象を異にする、何とも言えない違和感がずっと消えない。これは何なのだろう。自分でもわからない。本人を見て、プレゼンでも講演でも話を聞けば、印象は変わるのだろうか。
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