エジプト、チュニジアの革命で民主化勢力が利用したのはフェイスブック、ツイッター、リビアではデートサイト?

 NHK-BS1で放映している米国ABCニュースを見ていたら、リビアの反政府グループは連絡のためにデートサイトを利用しているという。チュニジアジャスミン革命やエジプトのロゼッタ革命の際には、民主化を求める若者たちがフェイスブックツイッターを利用したことで注目を集めた。リビアの人にいわせると、こうした結果、政府のフェイスブックツイッター監視が強化された。そのことは市民側もわかっていて、そこで利用したのがデートサイトだったという。
 デートサイトで、デートに誘うふりをして、デモの集合場所を連絡したりしていたのだという。で、あとは、Yahoo!メッセンジャーでねという手も(日本の「Yahoo!メッセンジャー」サイトも「恋」を売り物にしているなあ)。このサイトに17万人ぐらい集まっていたという。誘い文句としては「君とジャスミンの香り溢れる日々が来ますように」とか。ジャスミンジャスミン革命を意味するというわけ。ジャスミン花言葉は「革命」になりそう。中国のように「ジャスミン」という言葉を監視する政府も出てきそうだな。
 しかし、デートサイトを使うというのは知恵だなあ。出会い系サイトは、市民が革命のために出会う場所でもあったのだ。中東・北アフリカの革命は、出会い系サイトまで含めてのソーシャルメディアの革命だった。
Yahoo!メッセンジャー => http://messenger.yahoo.co.jp/features/imv.html

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