カダフィ大佐は、1日16万円でアフリカ人傭兵を集めている?

リビアの最高指導者カダフィ氏は、首都トリポリにアフリカ人雇い兵を投入、反体制派が陥落を目指す首都の防衛を固めている。軍の離反が相次ぐ中、カダフィ氏は金で動く私兵を動員、独裁体制を死守する構えだ。(略)また、カダフィ氏は潤沢な石油収入を使い、私兵を募っているとみられる。ギニアやナイジェリアでは1日2000ドル(約16万円)の報酬で、リビアでの雇い兵を募る広告が出ているとの情報もある。

 自分の地位を守るために、傭兵を雇って自国民を殺すリーダーがいただろうか。ヒトラーでもスターリンでも、そこまではやらなかった。中世以前の世界ではないだろうか。傭兵の報酬が1日2000ドルというのが本当かどうか、わからないが、貧しいアフリカで、これだけ出せば、何でもやる人間は出てくるだろう。アフリカに限らず、世界中から集まってくるかもしれない。しかし、絶望的な話だなあ。

傭兵の二千年史 (講談社現代新書)

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