菅政権に負けず劣らず、オバマ政権も弛緩している? 「ごまかしとゆすり」発言の日本部長を更迭

松本剛明外相は10日午前、来日中のキャンベル米国務次官補と外務省内で会談した。キャンベル次官補は米国務省のメア日本部長が沖縄の人は「ごまかしとゆすりの名人」などと発言したとされる問題について公式に謝罪。メア氏を同日付で更迭し、デミング元駐日公使を後任に起用したことを伝えた。キャンベル次官補はメア氏の発言とされる内容について「米国が沖縄県民にもっている感謝と友情を反映したものではない。深くおわびする」と述べた。ルース米駐日大使が沖縄を訪問し、謝罪することも伝えた。

 二転三転する日本に苛立って、これでは「ゴネ得」と愚痴ったのかもしれないけど、それは「沖縄の人」ではなくて「日本政府」の問題。沖縄の県民感情の火に、日本政府ばかりか米国政府も一緒になって油を注いでいる感じ。自民党政権の末期から現在の菅政権に至るまで政権の放言、失言、暴言には事欠かないが、オバマ政権もやはり、どこかタガが外れている雰囲気。人間の品性が卑しくなってきいるんだろうか。それとも日本問題には良い人材がもういなくなってきているんだろうか。優秀な人材は、中国とか、朝鮮半島問題のほうに行っていて、日本には一流の外交官が来ない時代になっている?
オバマ政権のアジア戦略 (ウェッジ選書)