東日本大震災、株価暴落、円急騰...。阪神大震災と同じ展開に

 週明けの株式市場は...
日経平均、9600円台に急落 下げ幅一時約600円日本経済新聞 => http://t.co/0l8tZzn
 一方、為替相場は...
・円、81円台後半に 日銀の資金供給発表で上げ幅縮小日本経済新聞 => http://t.co/i72bDHN
 株価は暴落、円相場は急騰。阪神・淡路大震災の時の相場と同じような雰囲気になってきた。震災で発生した国内の損害を埋めるために、ドル資産を円転して国内に持ち帰るという読みもあるのだろうか。それとも、阪神大震災を思い出しての投機だろうか。しかし、株が売られている一因は、電力、交通網の混乱も響いているだろうなあ。
【追記】震災ショックであると同時に東電ショック
 結局、今日の株式市場はこんな感じ。

14日の東京株式市場で日経平均株価は急落し、終値は前週末比633円94銭(6.18%)安の9620円49銭だった。下落率は歴代20位の大きさ。節目の1万円を大幅に下回り、2010年11月4日以来、約4カ月ぶりの安値水準を付けた。11日に発生した東日本巨大地震を受けて、経済や企業業績に与える悪影響を警戒した国内外投資家のリスク回避の売りが膨らんだ。東電の原子力発電所事故や電力供給不足も投資家心理を冷やし、東証1部全体の94%の銘柄が下げるほぼ全面安だった。

 東日本大震災ショックであると同時に、東電ショックだな、これは。未曽有の災害に直面しても、日本は冷静に対処しているのかと思ったら、現実には制御不能に陥っていることを露呈してしまった。危機管理ができているのかどうかを含めて疑問符がついたんだろうな。加えて、電力が制限されることで、どのぐらいのダメージが経済にあるのか、読めなくなってしまった。なかなか買いの手が出ないだろうな。加えて、まだM7の余震の可能性もあるわけだし、下値を拾うのも怖い。ということで、しばらくは調整なのだろう。一方で、被害の見極めがつけば、株価の回復も速い気もする。楽観的過ぎるかな。
【やぶしらず通信・関連ログ】
東北・太平洋沖地震でも円が売られるわけではない。阪神大震災でもそうだった、という米国メディアの見方(3月12日) => http://t.co/Q0SPROW

通貨を読む―ドル・円・ユーロ・元のゆくえ (日経文庫)

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